それが起こったのは、2021/9/29のことでした。
娘っちょが、救急車で運ばれました。
食物アレルギーでした。
何が原因だったのか、どうやって気づいたのか、記しておきたいと思います。
子育て中であれば、どの家庭で起こってもおかしくない出来事です。
アレルギーはないと思っている家庭でもいつ起こるか分かりませんので、この記事を読んで心の準備をしておいていただけたら…という気持ちで書きます。
もくじ
ご飯以外食べない娘
事の起こりは、私が
私「娘っちょちゃんと栄養摂れてるのかな…。納豆ご飯ばっかりしか食べてないけど…」
と思ったところから始まります。
娘はおかずをほとんど食べず、納豆ご飯と卵かけご飯だけで栄養を摂っているようなものだったのです。
そこで、バナナと冷凍ベリーを入れて、スムージーを飲ませようと私は考えました。
ミックスナッツがあったので、
私「スムージーに一緒に投入すれば、色んな栄養が摂れるかもしれない」
これが、事件の始まりでした。
2歳10ヶ月で食物アレルギー(クルミ、ヘーゼルナッツ原因)発覚

スムージーを作り、娘に渡して、私も残ったスムージーを飲みました。
ミキサーにかける時間が短かったのか、私の飲んだ中に、ナッツのかたまりがありました。
私「あ。ヤバい。娘っちょの方にもかたまり入ってたかな…」
と心配になりました。
すると…………。
クルミアレルギーで苦しみ始める
娘っちょが、悲鳴のようなうなり声のような「あ゛ぁぁぁぁ!!」という声をあげ始めたのです。
私はそのとき、
私「やっぱりかたまり入ってたんだ!窒息だ!!」
と思い、娘を逆さにして背中を叩いたりしました。
しかし、かたまりが出てきた気配はなく、娘は声をあげ続けます。
「苦しいの?」と聞くと「くるしい…くるしい…」と訴えてきます。
今まで、苦しいということに遭遇したことはなかったと思われるので、私が苦しいの?と聞いたから言っている可能性があり、本当に苦しいのかどうかは不明でした。
でも、様子がおかしいのは明らか。
私は、数分迷いましたが、
私「窒息だとしたら時間のロスは命に関わる。救急車だ!」
と119番に電話しました。
救急隊とのやりとり
電話では、ナッツを飲んだせいで窒息かもしれない、と伝えました。
でも、娘が泣き続けている声が電話越しにも伝わっていたので、
119番の人「泣いているなら窒息ではないと思います。今すぐ向かいますね」
とのことでしたが、私はすぐに納得はできず、窒息だと思い続けていました。
悲鳴と泣き声をあげ続ける娘っちょの背中を叩きながら救急車を待っていると、電話がかかってきました。
救急車に乗っていると思われる救急隊の人からでした。
どういう状況か詳しく聞かれ、
救急隊「泣いてるならあまり心配はないので落ち着いてください。今向かってますからね」
と言われました。
そして、家の前に止まる救急車。
玄関のドアを開けると、救急隊の人が3人ほど入ってきました。
「窒息ではありません」
このとき娘は、大分落ち着いていて、悲鳴もあまりあげなくなっていました。
救急隊の人は
救急隊「大丈夫そうなので、窒息ではありません。多分アレルギーかな」
救急隊「病院行かなくても問題ないとは思いますが、念のため行ってアレルギー検査をした方がいいかも」
と言いました。
私は、一瞬考えて、病院に行くことにしました。
救急車に乗る娘

家を出ると、隣の家の人が心配そうに見ていました。
簡単に「ナッツで窒息したかもしれない」と伝えました(まだ窒息じゃなくアレルギーかもという考えにシフトできていない)
すると、隣の旦那さんが「もしよかったら迎えに行きますから、病院決まったら教えてください」と言ってくれました。
お礼を言って、救急車に乗り込みました。
救急車の中では、何かの数値を測るらしい装置につながれる娘。
搬送先は割とすぐ決まりました。走り出す救急車。
娘は、装置から外されて「お母さんがだっこした方がいいかも」と私が抱くことになりました。
娘「きゅうきゅうしゃのってる(゚∀゚)」
とテンション上がっている娘。
私「よかった。元気そう…。゚(゚´Д`゚)゚。」
涙ぐみながら、ぎゅーっとだっこする私。
救急隊の人と少し話していると、病院に着きました。
診察
病院は、小児科の救急対応を受け付けている病院で、我が家からはそれほど遠くありませんでした。
診察室に入ると、アンパンマンの絵が壁に貼ってあります。
娘は指さして「アンパンマン!」などと言っていて、大分元気そうでした。
救急隊が医師に申し送りをしていて、「口の周りが赤かったのでアレルギーの可能性がある」と伝えていました。
血液を採って、アレルギー検査をすることになりました。
娘を診察室に残し、私は廊下へ。
空気読めない夫から診察中に電話が来ていたので、採血の間夫に電話しました。
アレルギーっぽいことと、搬送された病院名を伝えると隣の旦那さんに伝えておいてくれるとのこと。
私「まぁいいんだけど、自分で会社抜けて迎えに来るとは言えないのだろうか…」
アレルギーの薬
医師「アレルギー検査結果は1週間後なので、万一アレルギーだったときのために飲み薬を出しておきます」
とのことだったので、病院併設の薬屋に行き、薬をもらいました。
この薬は、まぁ飲みませんでしたよね。
おくすり飲めたねを買ってあげてみたりしましたが、完全に薬だと理解していて全然飲まず。
次の日実家に行ったので母に言ったら、母はアイスに混ぜてさらっと飲ませていました。
私「さすがや…」
アレルギー検査結果でクルミとヘーゼルナッツが原因の食物アレルギー発覚

1週間後に検査結果を聞きに行くと、ハシバミとクルミにアレルギーが出てると伝えられました。
写真で、ハシバミとクルミが完全に陽性になってます。
ちなみに、下にあるANAってのはカシューナッツのアレルギー成分を調べたもので、JUGはクルミのアレルギー成分だそうです。
クルミが完全にダメなことが分かります。
そして、ハシバミとはヘーゼルナッツのことだそうです。
すごくどうでもいいことを言うけど、昔ファンタジー小説で読んだ「ハシバミ色の瞳」と「ヘーゼルの瞳」は同じ意味だったんだな! と全然関係ない知見を得ました。
アレルギー発覚|反省点

いつかどこかで発覚したんでしょうけれども、私が反省しなきゃなと思う点はあります。
まず、ナッツ類を今まであげてなかったということを失念していたこと。
アーモンドはお菓子に入れていたので食べていたのですが、他のナッツはまだあげてませんでした。
また、ミックスナッツという複数の種類がまとめて入ったものを不用意に与えてしまったこと。
どれがアレルギーの原因なのかを分かりづらくしてしまいました。
離乳食の頃は、食材一つ一つを慎重に与えていたのに、完全に気が抜けていました。
私の失敗です。
まとめ:食物アレルギーは本当に気をつける必要がある
今回のことについて、一つ、これは自分を褒めていいなと思う部分があります。
それは、適切に救急車を呼ぶことができたことです。
たまたま娘は軽傷でしたが、食物アレルギーはもっと重篤になることもあり得ます。
ヤバいと思ったら、ためらわずに119番するのはとても大事だと思いました。
今は、コロナ禍で「病院混んでそうだし…この程度で救急車呼んでいいのかな…」とためらう気持ちが普段より強いかもしれませんが、手遅れになってからでは遅いです。
普段からシミュレーションしておくといいかもしれないですね。
今後は、外食などでも慎重に娘に食べさせるものを選ばなくてはなりません。
でも、アレルギーがあることを、幼稚園に入る前のこのタイミングで分かったことは良かったかもしれません。
今は、他の食品へのアレルギーがないことを祈るばかりです。
おまけ|医療費の話
今回、娘は
・救急搬送
・診察→アレルギー検査
・飲み薬処方
という医療行為を受けたわけですが、医療費は「子ども医療費」制度のおかげですべて無料でした。
自治体によって違いはあるかもしれませんが、ご参考までに。
それではまた!

