娘の服を買いに行くと、ついピンクばかりを買ってしまいます。
私自身が子供の頃、女だからと赤やピンクばっかり着せられているのが嫌だったというのに。
でも娘の服としてピンクを見ると、やっぱかわいい~ってなるんですよね。
今日はそんな、色によって性別役割を自然と押しつけたり押しつけられたりするという話です。
もくじ
男の子は青 女の子はピンクという性別役割
娘を産んだ産婦人科では、入院中の赤ちゃんの服は貸してくれましたが、その服の色は男の子は青、女の子はピンクでした。
文句があるわけではないんですが、こんな小さな頃から「女の子はピンク」っていう扱いなんだなぁとは思いました。
産院の方で男か女か見て分かるようにという配慮だということはよく分かっています。一目で性別分かる必要はあるでしょうからね。
ただ、
と妙に納得してしまったんです。
まぁ、娘自身はピンク着てたことなんて覚えてないでしょうけど。
子供の頃の反動でピンクが苦手
子供の頃禁止されていたものが大人になって解禁されたら大好きになったり、逆に与えられすぎたものが嫌いになったりしませんか?
例えば、炭酸飲料を禁止されていた人が、大人になって飲めるようになったら大好きになったり、逆に子供の頃好きなように飲んでいいよという家庭なら嫌いってなったり。
うちには、コーラ禁止されていたのに今は大好きとなっている従兄がいます。
私は好きなように飲んでいい家庭だったのですが、炭酸は飲めません。
同じような感じで私は子供の頃、女の子は赤ピンクだろという親の思い込みで、赤やピンクの服をいつも着せられていました。
しかしあるとき、学年が下の大勢の男子からいじめの対象にされ、そのときに呼ばれていたあだ名が「赤おばば」でした。
理由は、赤やピンクの服ばかり着ていたから。
私の赤ピンク嫌いの始まりでした。
そのいじめについて書いた記事がありますのでどうぞ

性別どっち?と言われないピンク
そんなことがあって、赤ピンク嫌いになった私も、女の子の親になりました。
やっぱり、自然とピンク着せたくなります。
ピンク着せたい理由は、かわいいからというのももちろんありますけど、外に出かけたときに赤ピンク系じゃないと性別が分からない、というのもあります。
娘は、最高に可愛くて超絶可愛くてひたすら可愛くて世界一可愛くて本当に私が産んだの? って思うくらい可愛いですけど、どちらかというと男顔なんです。
赤ピンク系じゃない服を着ていると、高確率で「男の子?女の子?」って言われます。
これが、ピンク着てればほぼ聞かれないんですよね。
私も楽だし、周りの人に変な気を遣わせないで済むんですよ。ピンクって。
ピンク着せたい親の気持ちが分かった
今となると、親が子供時代に赤やピンクを着せたがった理由が、なんとなく分かったような気がします。
単純に可愛いし、私は特に男の子と間違われやすかったらしいので、可愛い服を着せたかったんでしょうね。
成長してから「子供の頃赤とかピンクばっかり着せられてた」と恨み節を母にぶつけたことがありましたが、親になった今となっては申し訳ないことしたなと思います。
そんな私が今や、娘の服を買いに行ったら、積極的にピンク探してますからねぇ…。


そんなわけで、昨日西松屋に行って買ってきたピンクのコートです。
今まで娘のタンスは引き出ししかなかったんですが、このコートをハンガーに掛けたかったので、クローゼットの一部を改造して娘用にしました。
衣装ケースを入れて、空いたスペースにハンガーが掛けられるように突っ張り棒を2本(奥にもあります)設置しました。
すごいいい感じに子供用タンスになったんじゃないかなと思います。
意識が変わる日が来るのでしょうか
娘の買い物に行くと、ピンク苦手だった私でも積極的に女の子はピンクに荷担してしまうのですが、世の大人からこの意識が消えていくことってこの先あるんでしょうかねぇ…。
きっとピンクが好きな男の子もいるだろうに、大人から「え?男の子がピンク?」って言われることもありそうです。
うちの子がピンク着てると女の子と認定されるわけだから、男の子が好きで着てるのに女の子認定されることもあるでしょうし。
今、制服が性別でスカート固定なのがおかしいみたいな話も出てきていますが、その問題と近いところにある問題ですよね。
スカートが男子にも認められるようになるよりも、女の子はピンク問題の方が根深そうな気もします。
今の親が子供に刷り込んでいますからね。
それではまた!

