よく見かけるのですが、誰かの属性を肯定しようとしたときにその属性じゃない人の否定になってしまうことがあります。
例で言えば、昨日の帝王切開とミルクの記事の話などはまさにそれで、母乳育児の人がミルク育児の人を否定してしまうことはよくあることだし、逆に、色々言われて落ち込んだミルクの人が逆にミルク育児アゲをしようとして母乳否定になってしまったり。
誰も否定しないようにするというのは難しいものですよね。
もくじ
肯定するのは悪くない
みんな生きていればそれぞれに属性があるもので、専業主婦だったり兼業主婦だったり、既婚だったり未婚だったり、独身だったら実家暮らしか一人暮らしかなど、よくどっちがいいかの論争になります。
そんな中でやっぱりこうがいいなぁなどと主張するのは別に悪くはないと思います。
でも、いいと思う属性じゃない人は確実に存在するわけで、そういう人を不快にさせるような言い方は、やっぱり控えたいですよね。
積極的に言いたい人も中にはいるのかも知れませんが、少なくとも私は波風立てずに生きていきたい人間なので、言わないように気をつけなくてはなりません。
自虐が否定になってしまう
私が、自分でこれは本当に気をつけなきゃなと思っているのは、自虐をしたつもりが同じ属性の人をまるごと否定してることになってしまうことですね。
私は、目が小さくて一重で睫毛が短いんで、よく目のことを自虐してしまうんです。
娘が産まれる前も「目が大きいといいな」「二重は優性遺伝だから夫の遺伝子で二重になるよね」などとしょっちゅう言っていましたし、産まれた今も「ほんと目がかわいい。私に似なくて良かった」などと言ってしまいます。
世の中一重の人なんていっぱいいるわけで、そういう人たちがこの発言でどんな気分になるかと考えたら、あんまり言うべきでない言葉ですよね。
一重の人は大体同じように思っている人が多いので「めっちゃ分かる」って反応してくれる人が多いとは言え、いい発言ではないのは確かです。
ごく自然に自虐してしまう
私にとって、自虐は癖みたいなもので、別に自虐しようと思ってるわけではないんですが、本気で自分はダメ人間でクズと思っているので、さらっと言ってしまうんです。
20代の頃無職だったから何も出来ないんだよね、とか、三日坊主で趣味も続かないような人間だからさぁ、とかみたいな感じで。
無職歴があったからって、趣味が続かないからって、ダメなわけではありません。私がダメなのはそういう属性のせいではなく、私個人がダメなだけ。
そして、私にとってはダメな事実を伝えてるだけのつもりなので、「そんなことないよ」と否定されたいわけでもないんですが、優しい友達は否定してくれようとするので、場の空気までおかしくなってしまいます。
そんなことを言ってしまった自分への後悔で、「ああやっぱり私はダメ人間だなぁ」ってなってしまうんです。
いいことないね。
最近見かけた事例
最近ネットで見かけた事例は「小さい頃から保育園に入れていると不登校率が減る」という発言(うろ覚えなので細かい違いはすみません)で、発言主はもしかしたら保育園に早くから入れていることで色々言われていたのか、こんなデータもあるから自信持ちましょうという感じで同士を励ましてる感じだったのですが、炎上した模様です。
まぁ、保育園入れられない事情の子もいるわけだし、私もちょっと「そうなの?ヤバいかな?」と思ってしまったし、炎上させた側の気持ちも分かります。
でも、きっとつらい思いをされていて、同士も同じ思いだろうと励ますつもりで発信されたようなので、ああ発言の仕方を間違えたね…と。
不登校って言われたらやっぱり気になるし、実際になった人もいるわけだしね。
子育ては特に色んな属性の方がいるし、みんなこれでいいのか不安に思っているから、特に気をつけて発言しなくてはいけないなと思いましたね。
何も言わないのは無理
とはいえ、気をつけていてもしてしまうのがその手の発言でありまして。
何を書いたとしても、絶対に誰かは不快になっているものです。多くの人の目にとまればとまるほど。
誰も傷つけたくないのなら、何も言わないでいるしかない。
生きている以上それは出来ません。私のようにブロガーだったりツイッターやったりしてる人間は特に。
あまり神経質になりすぎず、でも、多くの人を傷つける発言になっていないかどうかは気をつけながら書いていかなくてはなりませんね。
発信するのって難しいですね~。
それではまた!

