終わりよければすべてよしで、私自身昔の喪女時代のことは忘れかけてはいますが、私は筋金入りの喪女でした。
時々20代半ばくらいで恋愛経験がないと絶望している人を見かけますが、いやいやまだまだこれからじゃんw 私なんかな~…ってマウンティングしたくなる程度にはモテませんでしたよ。
何しろ、人と初めてつきあったのは32歳の時でしたからね。
あれをつきあったとカウントしていいのならですが。
もくじ
喪女の学生時代
学生時代はモテる友人が惚れた腫れたのくっついたり離れたり、好きな男がいたのに友達に取られたとか、男を巡っての三角関係で親友同士が険悪になったり、周りでは色々とありましたが。
私にはなーんにもなかったですよ。
そもそも好きな人もいませんでしたけどね。
その頃からずっと、初詣での願い事は「彼氏が出来ますように」
それ以外のお願いなんてしたことなかったですね。
病気になった20代 もちろん出会いなし
20代はほぼ病気で、魅力的な男性に出会うこともなく。
病気で何もできなくても、彼氏がほしいという気持ちはとても強かったです。
いや、まず病気治せよ、ですよね。
20代後半は障害者の作業所に通うことになったけど、彼氏できないかなぁと思っても、みんな病気の人で、正直、2人して病気って救いがないからつきあえないなと思っていましたよ。
初彼氏との出会いは会社
社会復帰してパートとして働き始めた会社で、私はようやく男性社員を一人紹介してもらうこととなったのでした。
その会社は、社員の給料は相当良いと思われる会社でした。何故なら、駐車場に置いてある車はかなりいいものがずらりと並んでいるからです。
まぁ作っているものの性質上、乗り物好きが多い会社だったので、車につぎ込んでいた可能性は否めません。
でも不況知らずの景気のいい会社で、パートにも年二回しっかり一ヶ月分に当たるボーナスを出す会社だったので、社員はお金持ちだったと思われるのです。
お金持ちっぽい人だった
そして紹介してもらった社員は、やはりお金持ちだったのでしょう。
デート代を私に払わせることなど一切ない人でありました。
当時私は喪女のため、男性とのデートはほぼ初めてに近く、ごく自然に「デート代は男の人が払うものなんだなぁ」と思うに至りました。
ドライブに行ってお土産屋を眺めていてかわいいアクセサリーがあったりすると、すかさず買ってくれたりもしました。
女ってこんなに大事にされるんだな~などという認知のゆがみが生まれました。
しかし、結局私はその人のことが好きになれませんでした。
3ヶ月、恋人ごっこのような関係でしたが、私は別れを告げました。
別れたことを後悔したことは一度もありません。
私はどうしてもこの人の、無口なのに、たまにしゃべると私を馬鹿にするようなことを言うのがどうしてもダメでした。
そして喪女に逆戻りです。
喪女のくせにデート代は出してもらえると思ってしまった
その後私は婚活を始めます。
何せ、認知が歪んでしまったので、婚活で知り合った男性の多くが割り勘並みの負担を強いてくることに最初驚きました。
あの人を知らない頃の自分だったなら、割り勘に何の疑問も持たなかったのかもしれない。でも私は、私に一切財布を出させなかったあの人を知ってしまった。
でも今思うに、あの人が全額おごってくれてたのは、「自分が正社員、相手はパート」だとか、「お金は実際持ってた」だとか、「そこそこ私に好意があった」だとか複合的に「お金は自分が出すべき」と思う理由があったんだろうなぁと思うんですよね。
婚活で出会う相手に初対面で好意があるわけないですしね。
そう考えると初回でおごらないのも仕方ないのかなぁと。
とはいえ、初回でおごろうという努力もしない人は、そうそううまくいかないだろうなと思いますけど。
一番簡単な努力なのにね。
そんなわけで婚活を始めてから初めて「会社で紹介されたあの人いい人だったんだなぁ」とは思いましたね。
でも別れたこと後悔はしませんでしたけどね。
ただ変に理想が上がったまま、私の婚活は4年の長きに及ぶまで続いたのでありました。
つきあってた実感はないけど、あの人を彼氏ということにしておけば「彼氏いない歴=年齢」は32歳で卒業したことになりますね。